「赤壁に龍は踊る・改」の原稿をあらためて読みなおしました。
そのうえで、続きの原稿を作っています。
だいぶストックが溜まっている状態ですので、7月の連載再開には間に合いそうです。
つづきの一部は、個人サイト「はさみの世界」に掲載していた「飛鏡、天に輝く」の原稿の再利用です。
再利用……つまり推敲して、新しい原稿と整合性がとれるようにしているのですが、これがなかなか進みません。
というのも、誤字脱字が多すぎる。
よくこれをそのまま十年以上サイトに置いていたなあ、と自分に呆れています。
文章もめちゃくちゃだし、なにより台詞の言い回しがおかしい。
言いたいことはなんとなくわかるけれど、読めたものではないので、ひとつひとつ引いたり足したり分けたりしています。
書きたいんだ、という熱だけで押し切った原稿だなと、いま読み返すと思います。
それと合わせて、オリジナル小説「春に寄す(旧題B.B.の世界)」も読み返しています。
数年前に読んだ時は、何とも思わなかったのですが、いま読み返すと古いなあ、時代を感じるなあ、と思いました。
文章のところどころに出てくるカタカナの表現が古い。
こういうの、当時流行していたのかな。
思い出せませんが、当時の自分はそれでいい文章を書けていると思っていたのでしょう。
とはいえ、この作品に関しては、90年代が舞台なので、「古い」のでもいいのでは、という気もしています。
90年から00年を覚えていたころの作品なので、すっかり忘れているいまでは書けないだろうな、というところもありました。
なので、この作品をどう直すかは、とても悩むところです。
ただ推敲すればいいという話ではなさそうだ、厄介だぞ、とも思い始めています。
カタカナの古い使い方は、「臥龍的陣」でも出てきました。
前述の「春に寄す」と「臥龍的陣」は書いた時期が被っている作品でもありますので、これは当時の自分の悪い癖だったのかもしれません。
カタカナを使うことで、ユーモアを出そうとしていた気配がありましたね……お恥ずかしい。
こちらに関しては、時代小説にカタカナはそぐわないというか、滑っている感じもあるので、今回、ほとんどを直しました。
とはいえ、若かったから出せた味、というのは、どちらの作品にもあるように感じます。
古い作品の文章は、冗長でまわりくどく、主語が後になってやっと出てくる、という悪文が多い。
でも、その悪文で表現しようとしていたアイデアのコアの部分は、うまく取り出さないといけないなと思いました。
直すべきところは直し、あらためなくていい所はあらためない。
その見極めが大事になってきそうです。
それでも昔の原稿に手を入れるのは面白い作業です。
気恥ずかしいときもありますが、何より、懸命に書いていたころを思い出せるからです。
推敲作業は良いリハビリだな、なんてことも思っています。
とくに「奇想三国志 英華伝」は設定がややこしいので、自分で書いておきながら忘れていたところもありました。
思い出しつつ、新作も書いています。
みなさんに新しくなった「赤壁に龍は踊る・改」や「黒鴉の爪痕」「臥龍的陣」を楽しんでもらえるといいのですが……
0 件のコメント:
コメントを投稿